真名井商店街(舞鶴市)

Author: Kiichi Saito 2016-06-26 06:36:35 Views: 758

 

 

アーケードやカラー舗道のサンモールマナイ商店街の真名井通り(北側より1~4丁目)。駅前ショッピング街としてにぎわっていた、西舞鶴一の繁華街としてにぎわっていた通りである。
いつ頃に出来た通りなのかはわからないが、田辺廃城以降のことである。当時の中心街であった平野屋通りから駅に続く新道として作られたのではなかろうか。このあたりはもともとは円満寺村、そらに古くは笠水村と呼んだ地であり、深田であったという。マナイ通りよりもウケミズ通りとした方がより歴史を引き継ぐ通り名となろう。ここは厳密に言えば真名井の水ではなく笠水の水が流れている。地籍としては円満寺村はだいたい八幡通りまでで、その南側は引土になる。10時から18時までは歩行者専用で車は入れない。



江戸時代の引土村は、北は桂林寺の下(現、八幡橋通り下)から田辺城の堀端までの地域であり、京口・朝代神社や円隆寺付近などの町屋(職人や商人や下級武士など)と現在の引土の村(農民)とを包含した地域であった。高野川にかかる京橋が引土の町屋と村との境付近にある。京口からこの京橋を渡り、京田を経て上杉へと続く京街道になっていた。現在は支流の出雲谷川にかかる橋となり、その名を留めている。また、番所があったことを示す石標が近くで見つかっている。この他に天狗岩の東南の山麓を通り、高野の由里へ抜ける街道があった。これは真壁峠を越える河守街道である。/