泉椿魚

Author: yosiharu ito 2016-06-21 18:05:11 Views: 560

 

 

椿魚のひとり言
十数年前、すべてのしがらみを絶ち、犬3匹を連れて福岡・博多を発ち、日本海を沿って北上。
見知らぬ町や村に立寄りながら、人と自然を吾の師とし「詩画の道」を歩んでいます。
現在58歳、未だ「ひよっこ」。雪深い富山県の五箇山・利賀村で、廃校となった小学校の分校を、
「椿魚の流星庵」とし、村の方々の暖かいご支援の中で生かさせていただいています。
自分の半生、人間として生きてこられた道を振り返りながら、旅で出会った見知らぬ人・自然を、
更なる師とし、今日から始まる新しい出合いに期待を膨らませ、感性のおもむくまま、戯句・陶芸・
絵画・漆芸などに明け暮れる日々。椿魚の「戯遊詩画人」としての足跡を、その地に残させて
いただけることに、深く感謝し喜んでいます。
過去、金沢「東廓・懐華樓」の修復工事の設計・デザイン・プロデュースをはじめ、
金沢料亭旅館「滝亭」の俳諧処「春夏庵」「秋冬庵」、金沢の「石引き祭り」、
利賀村そばの郷「雪の庄屋」、富山県氷見市にある民宿「磯波風」の大広間の
陶板画製作などのデザイン・プロデュース、そして山形県酒田市で江戸時代から
栄えた料亭「相馬屋」を修復し、新たな観光名所「舞娘茶屋・雛蔵画廊」『相馬
樓』の修復工事の設計・デザイン・プロデュースなどを、手掛けさせていただき、
平成14年3月、5年間住み慣れた利賀村に、逗留の宿・天竺温泉の郷館内に、
椿魚の「山のてっぺん美術館」を開館させていただき、心より深く感謝いたし
ております。旅の途中、さまざまな人との出逢いから始まる椿魚の莫迦な夢。そ
れがかなうのも人様との良きご縁の賜物です。
「人生 良きご縁 雪だるまの如し」 「月よりも 星より綺麗 人の愛」
これは椿魚の人生句でありテーマのひとつです。 
-フォト・エッセイCD 越中・五箇山 利賀・おこころ燦燦の詩『人生最後に笑えれば』より-
                    泉椿魚氏 著書/人生最後に笑えれば(小学館文庫)