大慈禪寺

Author: 大慈禪寺 2016-12-21 11:21:53 Views: 1402

 

 

当山は、曹洞宗の寺院で、弘安元年(1278年)、順徳天皇(一説では後鳥羽天皇)の皇子といわれる寒巌義尹が開創し、肥後の名刹として栄えました。寺院近くの景色が、寒巌が学んだ中国明州の大慈山の風光に似通っていることから寺院の名をとり、寒巌が近くの大渡に長い橋を架けたことから山号をとりました。その後、建物は戦乱などによりしばしば火災に会い、再建され変化しました。

   寺宝としては、弘安10年の銘がある梵鐘(国指定の重要文化財)や宝塔などがあります。そのほか、仏殿には本尊(身高3.5m)などがまつられていおり、法堂、座禅堂(60名が座禅でき、第3日曜日に参禅会がある)などがあります。鐘楼(梵鐘は寒巌が弘安10年に作製したもので、重文でもあり、除夜の点鍾に各地から多数来山されています)。

   そのほか、「羅漢さん」前に、種田山頭火の句碑「まったく雲がない笠をぬぎ」があります。裏庭には「臥竜ヶ池」などが境内2万平方メートルに配置され、植栽も豊かで禅寺のたたずまいを作っています。

   当山は、京都の公家(寒巌)・東国の武家(北条氏は、寒巌が大渡橋を架けるときに便宜を計っています)、そして在地勢力(川尻荘地頭河尻氏、大慈禅寺の境内4町、田畑50町を寄進した)の接点に花開いた肥後の鎌倉文化遺産です。
以上熊本県HPより

 

 

 

 

大慈禪寺
電話:049-2432420
地址:南投縣國姓鄉大長路長流村5鄰584之20號